『美女と野獣』『ダウントン・アビー』のダン・スティーヴンスが主演を務めるロマンティック・ムービー『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』がいよいよ1月14日(金)より公開されたのにあわせて、本編映像が解禁された。ホログラムと人間が同居する不思議な空間に驚き、無邪気に楽しむ主人公アルマの豊かな表情が捉えられている。

本作はミドルエイジクライシスに直面する女性と、彼女の理想の恋人としてプログラムされたアンドロイドが織りなす、クスっと笑えてほんのりビターなラブロマンス映画。 人間同士の恋愛は妥協や擦り合わせの繰り返しで、ままならないことばかりだが、ロボット相手なら難しい人間関係もストレスゼロ。しかし、衝突のない関係は「愛」なのだろうか? それとも「高度で繊細なアルゴリズムの結果」なのか? 果たして、人間アルマとロボットのトムが行き着く未来とは?
抜群のルックスと穏やかな性格と豊富な知識、ロマンチックなエスコートで難攻不落のアルマに恋を仕掛けるアンドロイド・トムを演じるのは『美女と野獣』(17)、『ダウントン・アビー』(10~15、19)で観客のハートをつかんだダン・スティーヴンス。トムに尽くされても素直になれないアルマには、『es[エス]』(01)や『ヒトラーを欺いた黄色い星』(17)など、ドイツで活躍するマレン・エッゲルト。監督は、超正統派ユダヤ教徒のコミュニティから逃亡する女性を描き、プライムタイム・エミー賞を受賞した『アンオーソドックス』(20/Netflixにて配信中)のマリア・シュラーダー。
このたび解禁された本編映像は、主人公アルマが“メンテナンス”を終えたアンドロイドのトムと、「彼」を作り上げた企業が運営する「秘密のクラブ」で落ち合うシーン。
一緒に来た相談員が突然その場を去ってしまったことで、アルマは手持ち無沙汰となってしまう。そんな中アルマは、クラブの客の姿が全て実像のないホログラムであることを発見! 酒を楽しむ客やフロアで踊る客の身体の中に手を透かし、その「実体のなさ」をアトラクションのように無邪気に楽しみ始める。
しかし突然「実体がない」はずの客に手が触れたのを感じる。驚いているとそれはトム本人だった。彼を見つけた途端、彼女のそれまでの表情が一転、いつものクールな顔に戻る。動揺を隠せないアルマの愛らしさが滲み出すシーンだ。
本作にマレン・エッガルトを起用したマリア・シュラーダー監督は彼女の演技について「常に自然体で演技をする女優で、順応性もあり、変更にも柔軟です。そんな彼女はアルマの人間性を最高な形で引き出してくれました。彼女を通したからこそ、アルマは賢く無力、面白く厳格、不安定で規律正しい、無頓着で識別力がある、そんな人間になりました。複雑で、愛らしく、愛情深く、美しく、不完全な人間に」と語っている。
『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』は全国ロードショー中。
アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド
2022年1月14日(金)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
監督:マリア・シュラーダー『アンオーソドックス』 出演:ダン・スティーヴンス、マレン・エッゲルト、ザンドラ・フュラー
2021年|ドイツ映画|ドイツ語|107分|英題:I’m your man |日本語字幕:金澤荘子 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム 映倫:PG-12 |
©2021, LETTERBOX FILMPRODUKTION, SÜDWESTRUNDFUNK
公式HP:imyourman-movie.com