ジャック・オディアール監督、セリーヌ・シアマ脚本というフランス映画界の世代を超えるビッグコラボレーションが実現した話題作『パリ13区』(4月22日公開)より、出演者ノエミ・メルランのインタビューが到着した。脚本を務めたセリーヌ・シアマとは『燃ゆる女の肖像』以来の再タッグとなる。

「彼女のたどった道が、私たちの生きている時代を物語っているようで好きです」

カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『ディーパンの闘い』、グランプリ受賞『預言者』など数々の名作で世を驚かせてきた、今年70歳を迎える鬼才ジャック・オディアール監督。待望の最新作では、『燃ゆる女の肖像』で一躍世界のトップ監督となった現在43歳のセリーヌ・シアマと共同で脚本を手がけ、“新しいパリ”の物語を、洗練されたモノクロの映像美で大胆に描き出した。

本作に出演しているノエミ・メルランは、2019年のカンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞を受賞し、話題を呼んだ『燃ゆる女の肖像』で注目されたフランス女優。今回、『燃ゆる女の肖像』の監督・脚本のセリーヌ・シアマとの二度目のタッグが実現した。本作ではパリで人生の再出発をしようと、32歳で大学に復学するノラを演じている。

ミレニアル世代の女性ノラは、心機一転で移住したパリで人気ポルノ女優と間違えられ、そこから大きく人生が動き出す。ノラの人物像についてノエミは「彼女は強い人間であり、常に前に進み、戦います。不器用なところもありますが、愛すべき存在です。彼女のたどった道が、私たちの生きている時代を物語っているようで好きです」と語る。

本作は、様々な出来事が“女性目線”で描かれている物語である。ノエミは「当然ながら、男性が女性の視線を持つこともできます。最初の打ち合わせのときからそう感じていました」とし、「恋と同じで、優しくて、自分を尊重してくれる相手なら、身を任せたくなりますよね。俳優がヌードシーンで体をさらけ出すことも、そこに明確な合意があるからこそだと思います」と、本作の監督であるオディアールへの信頼の気持ちを打ち明けた。

そして、映画を鑑賞して一番印象に残っていることを尋ねられると「時代を超えた普遍性ですね。この映画は、ある意味では現代的です。現代では、いろんなことが分かりやすくなった反面、いろんなことが難しくなったと思います。『パリ13区』は現代社会に深く根ざした言葉の掛け合いで構成された現代劇です。私たちは何者なのか? 私たちは何を望んでいるのか? そこには多くの迷いがあり、登場人物たちは常にもがいています。私はそれがとても美しいことだと思うのです。この映画を見ていると、少しだけ孤独が和らぐと思います。生きていたい、愛し合いたい、恋をしたいと思うはずです。そして孤独との闘いに向き合う勇気を与えてくれると思います」とメッセージを残した。

あわせてノエミ・メルラン演じるノラを捉えた新場面写真も解禁。心機一転、復学する大学へ向かう様子や、人気ポルノ女優と間違えられてしまう原因となった金髪のウィッグを被っている姿が映し出されている。

『パリ13区』は4月22日(金)、新宿ピカデリーほかにて全国公開。

作品情報

パリ13区
2022年4月22日(金)、新宿ピカデリーほかにて全国公開

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監督:ジャック・オディアール 『君と歩く世界』『ディーパンの闘い』『ゴールデン・リバー』
脚本:ジャック・オディアール、セリーヌ・シアマ『燃ゆる女の肖像』、レア・ミシウス
出演:ルーシー・チャン、マキタ・サンバ、ノエミ・メルラン『燃ゆる女の肖像』、ジェニー・ベス
原作:「アンバー・スウィート」「キリング・アンド・ダイング」「バカンスはハワイへ」エイドリアン・トミネ著(『キリング・アンド・ダイング』『サマーブロンド』収録:国書刊行会)

2021年/フランス/仏語・中国語/105分/モノクロ・カラー/4K 1.85ビスタ/5.1ch/原題Les Olympiades 英題:Paris, 13th District/日本語字幕:丸山垂穂/R18+

提供:松竹、ロングライド 配給:ロングライド

©︎ShannaBesson ©PAGE 114 - France 2 Cinéma

公式サイト https://longride.jp/paris13/

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