1960年代から70年代に数々の香港アクション映画に主演し、監督や製作も務めたジミー・ウォングが2022年4月5日、台北の病院で死去したと報じられた。享年78説、79説あり。

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ジャッキー・チェンとも縁が深く、『ドラゴン特攻隊』や『炎の大捜査線』などで共演

ジミー・ウォングは上海生まれ。香港の映画会社ショウ・ブラザーズのオーディションに合格して俳優になり64年デビュー。『片腕必殺剣』『大女侠』などヒット作に出演し、70年『吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー』が大ヒット。カンフー映画ブームの礎を築いた。

その後ゴールデン・ハーヴェスト社に移籍し、勝新太郎共演の『新座頭市 破れ!唐人剣』(71)、カルト人気の高い『片腕ドラゴン』(72)に主演し、大スターに。ほかに『スカイ・ハイ』(75)『片腕カンフー対空とぶギロチン』(76)などで人気を呼んだ。

ジミー・ウォング(1970年)
中央通訊社, Public domain, via Wikimedia Commons

ジャッキー・チェンとも縁が深く、『ドラゴン特攻隊』(82)や『炎の大捜査線』(91)などで共演、『ファースト・ミッション』(85)では製作を担当したが、その後実業家としての活動が増えた。11年の『捜査官X』から13年まで演技活動も再開した。

最近は脳梗塞に見舞われ台北の病院で療養生活を送っていたという。

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