欧州連合(EU)加盟国の映画を一堂に集めて紹介する恒例の「EUフィルムデーズ」。第20回となる「EUフィルムデーズ2022」のメインビジュアル、EU加盟全27か国の作品ラインナップが決定した。東京は国立映画アーカイブにて5月28日(土)から開催され、続けて京都、広島、オンラインでも開催される。

今回は、EUが重視する文化多様性や社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)をメインテーマとし、これに呼応する作品を「つながり、支え合う社会をめざして」と題して紹介。「愛すること、生きること」「移民たち」「人と働く、人と暮らす」「老いや障害とともに」の4つのサブカテゴリを通じて、日本未公開作品を含む20作品とオンライン限定の4作品を上映する。
上映作品は、ラブコメディの名手エマニュエル・ムレ監督の『言葉と行動』(フランス)、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの人生を描く『TOVE/トーベ』(フィンランド)、社交的なダウン症の女性と父親の旅を描く『わたしはダフネ』(イタリア)、今年生誕100年のノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの同名小説の映画化『リカルド・レイスの死の年』(ポルトガル)など。
その他に、ヨーロッパの歴史について考えさせる作品や、現代のさまざまな問題に切り込んだドキュメンタリーも上映する。


EUフィルムデーズ2022
●会期●
【東京】5月28日(土) ‒6月23日(木)
国立映画アーカイブ
【京都】6月21日(火) ‒ 7月18日(月㊗)
京都府京都文化博物館
【広島】8月23日(火) - 8月31日(水)(予定)
広島市映像文化ライブラリー
【オンライン】7月8日(金) ‒ 7月31日(日)
公式サイト www.eufilmdays.jp