パレスチナ自治区のラマッラに住む10代の天才ピアニストに密着したドキュメンタリー映画『パレスチナのピアニスト』が7月2日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にてロードショー。このたび予告編が完成した。

本作は、パレスチナ人の父とロシア人の母の間に生まれ、将来はプロのピアニストとなることを夢見ている10代のピアニスト、モハメド・“ミシャ”・アーシェイクに密着したドキュメンタリー。
彼はピアノを始めてわずか 3 年後の 13 歳で国際ピアノコンクールにて優勝を果たした。それも一日3、4 時間という限られた練習時間で。練習時間が少ないのは、彼が住んでいる場所が特殊な場所だからだ。
イスラエルと紛争を抱えているパレスチナ自治区のラマッラに住む彼は、ロシア出身のユダヤ系イスラエル人であるピアノの先生のレッスンを受けるため、3 時間かけてエルサレムに通っている。通常車で1時間のところ、イスラエルが設けた検問所を通過しなければならないからだ。本作はそんなミシャの13歳から17歳の4年間を追いかけている。
このたび解禁された予告編では、決して恵まれた環境でない場所に暮らしながら、パレスチナ、イスラエル、そしてロシアを行き来しながら次第に才能を開花させ、国際的にプロのピアニストとして活躍する夢を固めていくミシャの姿が収められている。
将来は医師になれという父からのプレッシャー、自由に行き来できない国境、そして突然やって来たコロナ禍。そんな数々の壁に翻弄されながらも、ミシャはピアニストになって幸せな人生を生きる夢を叶えるために挑戦を重ねていく。音楽を愛し、夢を追うすべての人に贈る音楽ドキュメンタリー作品だ。

『パレスチナのピアニスト』は7月2日(土)シアター・イメージフォーラム他全国順次ロードショー。

パレスチナのピアニスト
2022年7月2日(土)シアター・イメージフォーラム他全国順次ロードショー
監督:アヴィダ・リヴニー
プロデューサー:エイタン・エヴァン、ウディ・ザンバーグ
撮影:ネイエフ・ハムド 編集:ニリ・フェラー
原語:アラビア語、ロシア語、英語
原題:The Pianist from Ramallah
配給:ユナイテッドピープル
61分/イスラエル/2020年/ドキュメンタリー