東京・二子玉川を舞台に6月12日(日)まで開催される「オードリー・ヘプバーン映画祭2022」のオープニングイベントが6月10日(金)に開催され、オードリー・ヘプバーンと親交が深かったコーディネーターの加藤タキが登壇。MCを務めるフリーアナウンサー笠井信輔と、本映画祭ナビゲーター清藤秀人とともに、オードリーの意外な素顔やプライベートを語った。

「一言でいうと心遣いができる人。心遣いって簡単にはできない」

今なお世界中で愛され続ける“銀幕の妖精”オードリー・ヘプバーン。2019年にオードリー初の映画祭として好評を博した前回に続き、ファン待望となる「オードリー・ヘプバーン映画祭 2022」が東京・二子玉川を舞台に6月10日(金)~12日(日)の3日間にわたって開催されている。

映画祭のオープニングを飾るトークイベントに登壇したのは、1971年にウィッグのCMのコーディネーターとしてオードリーと初めて顔を合わせ、日本の親友としてプライベートでも親密な関係を築いた加藤。オードリーと過ごした思い出について「一言でいうと心遣いができる人。心遣いって簡単にはできない。外国人同士で文化も違うのに日本人のスタッフに対して心遣いを示してくれた。時間には一度も遅れたことがない。プロフェッショナルそのもの。プロってこういうものであるものと学びました」と世界的大スターでありながら、スタッフひとりずつに気遣いをする女性だったと振り返る。

「タキさんの仕事の役回りって?」と笠井から聞かれると「コーディネーターです。潤滑油役でもあります。文化、風習、言葉も違うので私が勝手に解釈して伝えることもあれば、契約の交渉、お世話役などいろいろしていました」と明かし、「オードリーはスターとして扱われることは好まなかった?」と質問されると加藤は「どうなんでしょう。私がオードリーさんを人間として見てたのかな」とオードリーの人間性に惹かれたと語る。

清藤は「母親の影響が大きくて、オードリーに対してすごく自制心を促していたんですね。あなたは何者でもないんだから、そっとしていなさいと教育されたらしいです。それが逆に魅力を発散するきっかけになった。何者でもないと思っていた人が光を発散する。ハリウッドスターにしては珍しいケースかなと」とオードリーのスター性を語った。

ユニセフのチャリティコンサートで初めて顔を合わせた清藤は「ユニセフでなんで来たのか?」と緊張して聞けず「スイスでどんな風に過ごしているのか。カムバックの可能性があるのかなど。オードリーさんはユニセフについてもっと聞いて欲しかったと思うんですよね」と明かす。

その当時バブル期だったと語る加藤はオードリーが来日した際、ビュッフェ式で行われた歓迎パーティで、人々が食事を皿に盛る様子を見ながら悲しそうな顔で「タキ、日本に限らず世界中でみんな自分がとった食事を食べきらないうちに皿を置く。そして、次の食事を取りにいっている。もったいない。食糧飢饉で困っている子たちはいっぱいいるのに。もし可能なら残飯でもいいからバングラディシュに持って行きたい」とオードリーが語ったという。

それを聞いて胸を締め付けられた加藤は、それまでの自分の行動が恥ずかしくなり、それ以来二度としていない、お皿に食べるだけとって食べ終わったら次のお皿でとりにいくと語った。「今回のドキュメンタリーを観ても、なぜ彼女が精力的にユニセフ活動をしていたのかよく分かりますね。我々が考えていた以上に世界中に通って、もしご存命だったらそれこそウクライナ市民がたくさんいるポーランドにすぐ行ったんじゃないかと思う」と笠井が言うと、加藤と清藤は「ほんとにそう思います」と強くうなずいた。

最後に「どんな風にオードリーさんの死を受け止めたか」と聞かれると、加藤は「ショックでした。私はこれからどうしたらいいんだろうって。いろんな話をしてきて、どういう形で人々に知ってもらうのか。私が知っていること以外に学んだこともたくさんあるのでそれを伝えていきたい。世界中で愛されるオードリーだけど特に日本の方々がオードリーをいつまでも想っていることは、前世は日本人だったかもしれないと言ったオードリーの心が伝わっていると思うんですよね」と今後の思いと日本のオードリー愛について語った。

清藤は「語り部が世代交代している。タキさんには1日でも長く長生きしてもらって、これからもオードリーについて語ってほしい」と加藤の存在の偉大さを語りトークイベントを締めくくった。

映画祭情報

BS10スターチャンネル presents オードリー・ヘプバーン映画祭 2022

<開催期間>2022年6月10日(金)~ 6月12日(日)
<会場>109シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズ、二子玉川エクセルホテル東急
<主催>株式会社スター・チャンネル、株式会社東北新社
<運営・制作>株式会社東急レクリエーション
<協力>二子玉川ライズ S.C、二子玉川エクセルホテル東急

公式サイト https://www.star-ch.jp/audrey-ff-2022

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