常に世界中の映画ファンが新作を心待ちにしている天才監督ポール・トーマス・アンダーソン最新作『リコリス・ピザ』(7月1日公開)の本編映像が解禁された。主演を務めたアラナ・ハイムの一家が総登場するファン待望のシーン映像だ。

父モチ・ハイムは本シーンでアドリブまで披露

オリジナル脚本の完成度の高さ、細かな脇役に至るまで行き届いた演出が高く評価され、アカデミー賞主要3部門にノミネートされた本作は1970年代のハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレーが舞台。実在の俳優やプロデューサー、実際の出来事を背景にアラナ(アラナ・ハイム)とゲイリー(クーパー・ホフマン)が偶然に出会い、すれ違い、歩み寄っていく恋模様を描き出す。

みずみずしい存在感で主演を務めたアラナ・ハイムは、本作の舞台となっているサンフェルナンド・バレーで育ち、音楽シーンでは誰もが知るバンド“ハイム”として姉二人と共にグラミー賞最優秀新人賞にノミネートされ、2013年のFuji Rock Festivalにも出演したミュージシャンだ。

このたび解禁された本編映像では、アラナが演じるアラナ・ケインの実家でのやりとりが収められている。

アラナは安息日の晩餐に彼氏を招いたものの、その際に彼氏が発した失言に対して、帰宅後に父は「安息日の晩餐にバカを招くな!」と激怒する。哀れみの目で見つめる姉エスティ。アラナは家族が“バカな男ばかり連れてくる“と思っていることにさらにイライラを募らせて、もう一人の姉と母にもウザ絡みを続ける。

そんな家族とのワンシーンは、実は実際のアラナの家族が総出演していることでも本国では大きな話題になっている。バンド“ハイム”の姉エスティとダニエルに加え、ポール・トーマス・アンダーソン監督の小学校時代の美術教師だった姉妹の母ドナ・ハイムと、父モチ・ハイムは本シーンでアドリブまで披露している。

実在の人物をモデルにしたキャラクターが1970年代のサンフェルナンド・バレーを色濃くスクリーンに映し出し、フィクションとリアルが混在した魅力を放つ本作。実際の家族たちによる“ハイム一家”の存在感にも注目だ。

『リコリス・ピザ』は7月1日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。

作品情報

リコリス・ピザ
2022年7月1日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

監督・脚本・撮影:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディ
原題:Licorice Pizza
製作:アメリカ

配給:ビターズ・エンド、パルコ ユニバーサル映画

© 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト licorice-pizza.jp

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