『アメリカン・ビューティー』などのオスカー俳優ケヴィン・スペイシーに対する性的暴行容疑の訴訟が取り下げられるかもしれない。
スペイシーに対しては俳優のアンソニー・ラップとCDと名乗る匿名の人物から、過去の性的暴行に関して4000万ドルを要求する訴訟が申し立てられているが、ニューヨークの連邦判事から、訴訟を続けるためにはCDが身元を明かさなくてはならいないという再提訴の必要性が要請されている。

ニューヨークの連邦判事から再提訴の必要性が要請されている
だが、CDはこの件が自身の心的外傷ストレス障害を引き起こすことを懸念しているため、本名で告発することはできないとしていて、そのためにこの訴訟が取り下げられる可能性が出ているとVarietyなど米メディアが報じている。
昨年9月にアンソニー・ラップにCDが加わる形でスペイシーが告発された内容は、80年代にラップが14歳の時、スペイシーによって性的な暴行が行われ、CDも同様に10代の時に複数回にわたって暴行が行われたというもの。
一方スペイシーは彼らにこの行為について謝罪しているとともに、CDの本名なども把握しているという。またスペイシーはこの訴訟以外に英国でも別の公開捜査の対象になっており、複数の性的暴行の事例で告発されている。