日本でもSNSなどで絶賛の嵐を巻き起こしているアイルランド発の青春映画『恋⼈はアンバー』(全国上映中)で主演を務めたフィン・オシェイ&ローラ・ペティクルーの特別インタビュー映像が解禁された。

「アンバーがいなければ、エディは映画の終盤でゴールにたどり着く人物にはなれなかっただろう」

アイルランドで2020年に封切られたのを皮切りに、世界各国で公開・配信されている本作は、アイルランド版アカデミー賞と評される「アイリッシュ映画&テレビ賞」(第17回)で8部門ノミネート、2部門受賞の快挙を成し遂げた青春映画。1995年、同性愛が違法でなくなってから2年後のアイルランド。同性愛者への差別や偏見が根強く残る田舎町で、自身がゲイであることを受け入れられない高校生・エディと、レズビアンであることを隠しているクラスメイトのアンバー。家族や同級生にセクシュアリティを悟られないように平穏に卒業を迎えるため、2人は“ニセモノの恋人”を演じることに!

日本公開された本作は「ピュアな友情と恋がじわっと沁みる」「青春がギュッと詰め込まれていた」「切なくも前向きな傑作!」「今年見た映画で1番好き!」など、SNSに大絶賛のコメントがあふれており、映画ファンの中で“いま見ておくべき”作品の一つとして高く評価されている。

このたび解禁されたのは、“ニセモノの恋人”を演じる主人公ふたり、エディ役のフィン・オシェイとアンバー役のローラ・ペティクルーの特別インタビュー映像。親友の絆を紡いでいく役を演じた2人が、6か月の撮影期間を親密に過ごし、プライベートでも親友になったという仲の良さが十分に伝わってくるインタビューとなっている(インタビュー文は記事下にて)。

小気味よい演技で強い印象を残した、エディ役のフィン・オシェイは、2009年にオスカーにノミネートされた短編『New Boy』(07)で初めてスクリーンに登場して以来、着実に実力を伸ばし、Netflixで配信された『ぼくたちのチーム』(16)でネッド役を演じたことでも知られる。2021年には、第71回ベルリン国際映画祭シューティングスター賞にも選出された。キーラ・ナイトレイ、アレキサンダー・スカルスガルドと共演した『モーガン夫人の秘密』(19・未)や、ルッソ兄弟監督の『チェリー』(21・未)に出演し、トム・ホランド、ジャック・レイナーらと共演するなど、ますます知名度を上げている。

フィン・オシェイ

また、アンバーのポジティブなキャラクターを活き活きと演じたローラ・ペティクルーは、王立ウェールズ音楽演劇大学を卒業後、ITVの「Next of Kin」(18)でテレビドラマ出演デビューを果たし、BBCの「Come Home」(18)ではクリストファー・エクルストンやポーラ・マルコムソンと共に主役陣のひとりを演じた。近年では、オーエン・マッケン監督の『Here Are the Young Men』(20)に出演し、アニャ・テイラー=ジョイ、フィン・コール、ディーン=チャールズ・チャップマンらと共演している。

ローラ・ペティクルー

『恋⼈はアンバー』はTOHO シネマズ シャンテほかにて絶賛上映中。

エディ役のフィン・オシェイ&アンバー役のローラ・ペティクルーのインタビュー

ローラ・ペティクルー(以下、ローラ)
お互いの絆を築くことがとても大切だと感じた。
それが役に活きてくると思った。

フィン・オシェイ(以下、フィン)
エディはさまざまな不安を抱えていて、
自分のセクシュアリティや両親の不仲に悩んでいる。
彼はうまく男らしいフリをし、周りの男友達に一生懸命溶け込もうとしている。
軍隊に行き、父親の足跡を追っているんだ。
でもアンバーとの出会いによって、自分の能力やなりたい人物像に気づく。

ローラ
アンバーは個性的な性格の持ち主で、そしてエディよりも、自分のことを分かっている。
それを隠すことが苦手で、学校生活が難しいと感じている。
私たちも若い時そうだったように、家を出たら人生が始まると彼女は考えている。
その場所から離れた瞬間に、本当の自分になれると。
彼女はエディとすばらしい友情を築き、お互いの良いところを引き出していく。
うまくいかなそうだけど、うまくいく友情というのは誰にもあると思う。
最後に、彼らは自分たちの最大の秘密を守るため、お互いを頼ることになる。

フィン
そうだね。

ローラ
彼らにとって、それはものすごく大きな秘密なの。
バレたら、世界の終わりという感じ。
また忘れがちなのは、『恋人はアンバー』の舞台は1995年で、
その2年前までアイルランドで同性愛は違法だったこと。
舞台背景として離婚に関する国民投票も描かれている。
当時、アイルランドは社会的にも政治的にもまったく違う場所だった。

フィン
アンバーがいなければ、エディは映画の終盤でゴールにたどり着く人物にはなれなかっただろう。
彼は自分であることが何よりも難しいと感じている。
自分を受け入れることが彼にはいちばん難しいんだ。

作品情報

恋⼈はアンバー
2022年11⽉3⽇(⽊・祝) TOHO シネマズ シャンテほか全国公開

STORY
1995年、同性愛が違法ではなくなってから2年後のアイルランド。いまだ差別・偏見が根強い田舎町で、自身がゲイであることを受け入れられない高校生・エディと、レズビアンであることを隠しているクラスメイトのアンバー。家族や同級生にセクシュアリティを悟られないように平穏に卒業を迎えるため、2人は“偽装カップル”を演じることに⁉ 性格も趣味も全く違う2人だったが、ぶつかりあいながらも、悩みや夢、秘密を打ち明けるうちに、唯一ありのままの自分をさらけ出せる、かけがえのない存在になっていく。しかし、一緒に訪れた都会・ダブリンで、特別な出会いを果たし、新しい世界に触れた2人は、“理想的”だったこの関係にも終わりが近づいていることに気づいてしまい…。

監督・脚本︓デイヴィッド・フレイン
挿⼊歌︓PULP「Mile End」、Brenda Lee「You Can Depend on Me」、U2「All I Want Is You」、GIRLPOOL「Cut Your Bangs」ほか
出演︓フィン・オシェイ、ローラ・ペティクルー、シャロン・ホーガン、バリー・ワード、シモーヌ・カービー
原題︓Dating Amber 後援︓アイルランド⼤使館 提供︓Watcha Japan 配給︓アスミック・エース
2020 年/アイルランド/92 分/ビスタ/5.1ch

© Atomic 80 Productions Limited/ Wrong Men North 2020, All rights reserved.

公式サイト Dating-amber.asmik-ace.co.jp

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