第66回カンヌ国際映画祭「ある視点」部⾨・監督賞を受賞したアラン・ギロディ監督作『湖の⾒知らぬ男』が映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」で1⽉27⽇(⾦)よりプレミア作品として配信スタート。今回、本作の本編映像と場⾯写真、本国版ビジュアルが解禁となった。
本作は、2013年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベストテン第1位に選出されるなど⾼い評価を得た衝撃作。監督は今作に続く『垂直のまま』(2016)が2016年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベストテン第7位、最新作『NOBODYʼS HERO(原題)』(2022)【JAIHOで2023年2⽉配信予定】が同誌2022年ベストテン第9位に選出されるなど世界的にも注⽬を集めているフランスの⻤才アラン・ギロディ。
ある夏、同性愛の男性たちが集まる湖のほとりに、若い⻘年フランクがやってくる。魅⼒的な男性ミシェルに惹かれるフランクだったが、ミシェルには嫉妬深い恋⼈がいた。ある夜、フランクは湖で殺⼈事件のような出来事を⽬撃し、数⽇後、湖で死体が発⾒される。フランクはミシェルが犯⼈なのではないかと思いながら、何度も湖を訪れては彼と愛し合うのだが…。
解禁となった本編映像は、主⼈公の⻘年フランクがハッテン場である湖のほとりを訪れ、そこに連⽇通っている中年男性アンリとの会話を交わすシーン。
太陽の光を受けて⽔⾯がゆらゆらと煌めく美しい湖で、到着するやいないやフランクを⼀瞥するのは年齢も体型も様々な男性たち。⽔を浴びたり、岸に寝転んだりと思い思いの時間を過ごしている様⼦が窺える。そんな中、少し離れたところで⽇光浴をしているアンリ。相⼿を探す素振りもなく、いつも⼀⼈で同じ場所に座っているアンリに、「⾃分から動かなきゃ」と対岸へ出会いを求めにいくことを勧めるフランクだが、場所を移動して誰かと会話することにアンリは抵抗を抱いている模様。互いに多くを語らずに関係を築いていくハッテン場というシチュエーションである⼀⽅で、フランクが出会いの可能性を説く姿やアンリの微笑む笑顔が知り合ってまもない2⼈に⽣まれつつある友情を微かに感じさせる印象的な映像となっている。
あわせて解禁となった本国版ビジュアルや場⾯写真では、本編映像での和やかな雰囲気とは⼀変して情熱的な恋模様を予感させる。⼣暮れどきの湖を背景に浮かび上がるのはフランクとミシェルの影。遠⽬だが殺⼈の瞬間を⽬撃したかもしれないフランクは、その犯⼈としてミシェルを疑いながらも、幾度となく愛し合うが……。
『湖の⾒知らぬ男』(2013年/フランス)
1⽉27⽇(⾦)〜 ※プレミア作品(⽇本未公開作) ※60⽇間配信※リクエスト作品
※18才未満の未成年者の視聴は推奨致しません。