余命宣告された30代のシングルファーザーが遺していく4歳の息子のために“新しい家族”を探し求める物語『いつかの君にもわかること』が2月17日(金)より公開。このたび、本作が映画初出演となる4歳の天才子役ダニエル・ラモントのキュートな素顔が明らかになるインタビュー特別映像と本編抜き映像が解禁された。

「好きなものはアイスクリーム」

本作は阿部サダヲ主演の『アイ・アム まきもと』として日本でリメイクされた事でも話題になった、『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督が贈る、余命わずかな父親とその息子の絆を描いた感動作。監督が実際の記事から着想を得たという本作は、ヴェネチア国際映画祭をはじめ世界中で涙と感動の高評価を受けた。父親のジョン役を演じたのは、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のジェームズ・ノートン。

本作の重要な役どころである4歳の息子マイケルを演じるのは、この映画がスクリーンデビューとなるダニエル・ラモント君。映画では、たった一人の家族である父親・ジョンが余命僅かと宣告され、息子の“新しい家族”探しのために奔走する様子を、理解ができなくても、父に寄り添い、一日一日と成長していく姿をとてもナチュラルに演じている。

今回、そんなダニエル君のキュートなのに大人びたインタビュー映像を始め、父親役ジェームズ・ノートンと親子のように戯れるメイキング風景を含む特別映像と、静かな演技が心を締め付ける本編の抜き映像が解禁となった。

「好きなものはアイスクリーム。監督は威張ってたよ!でも、言っちゃダメだよ!!」とイタズラっ子のような笑顔で語るダニエル君だが、撮影現場では、初めてにも関わらず、泣いたり、癇癪を起こしたり、ふてくされることもなかったと、ジェームズ・ノートンは当時を振り返る。「遊んでいても、撮影が始まると途端に役に入り込む。自分でも理解できない悲しみと戦う影があって、優しい子供になるんだ。僕でさえもそこまでの経験はないよ!」と彼の才能を称賛する。

またウベルト・パゾリーニ監督も「映画が成功するかはある意味賭けだけど、企画当初から子役のマイケルの演技次第だとずっと思っていた。これ以上のものは望めないよ。ダニエルの演技は完璧だった。プロ意識や演技の姿勢、意気込みに理解力、、、どれも私がマイケル役に求めていた資質ばかりだった」と満足げな表情で話している。

メイキング映像でみせる無邪気な笑顔とは全く違う悲しみを抑えたダニエル君の演技に注目だ。

『いつかの君にもわかること』は2月17日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA他 全国順次公開。

作品情報

いつかの君にもわかること
2023年2月17日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA他 全国順次公開

STORY
窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが……。

監督・脚本:ウベルト・パゾリーニ 出演:ジェームズ・ノートン、ダニエル・ラモント、アイリーン・オヒギンス
2020年|イタリア、ルーマニア、イギリス|英語|95分|カラー|ビスタ|5.1ch|原題:Nowhere Special |字幕翻訳:渡邉貴子|G
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ

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公式サイト https://kinofilms.jp/movies/nowhere-special/

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