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時代とジャンルを超越して名曲を生み出し続ける伝説的音楽グループ「ビー・ジーズ」の感動ドキュメンタリー映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』が11月25日(金)より公開。英国出身の3兄弟によるビー・ジーズとはどんなグループだったのか? 映画の公開を前に半世紀にわたる彼らの軌跡を辿る。

©︎ 1970 Shutterstock / Photo credit: ANL/Shutterstock
1967年、ザ・ビートルズの時代に人気爆発するもグループは空中分解

「マサチューセッツ」「メロディ・フェア」「ステイン・アライヴ」など数々の名曲で知られるビー・ジーズは英国出身のバリーと双子の弟ロビンとモーリスのギブ 3 兄弟によるグループ。少年時代から音楽活動し、半世紀を超えるキャリアを誇る。全世界でのレコードセールスは 2 億枚以上、全英・米 No.1 ヒットが 20 曲、トップ 10 ヒットが 70 曲。タイトで透明感のあるスリー・パート・ ハーモニーもトレードマークだ。グラミー賞では、第20回から47回まで延べ8受賞、ソングライター、ロック、ダンス・ミュージック、アメリカンポップミュージック4つの殿堂入りを果たしている。

ビー・ジーズの人気が最初に爆発したのは1967年、ザ・ビートルズの時代。幼少期に移住したオーストラリアで活動を開始したビー・ジーズは、1967年に帰英、ザ・ビートルズのマネージャー、ブライアン・エスプタインの元にいたロバート・スティグウッドのマネージメントを得てイギリスでブレイク。ギタリスト&ドラマーによる5人編成のバンドとして60年代後半の音楽シーンを席巻、ロビンが歌った大ヒット曲「マサチューセッツ」(67)が大ヒットした。だが、名声のもたらすプレッシャーや誰がリードを取るかなどメンバー間で軋轢が発生。特にバリーとロビンはモーリスを介して会話するまでに。グループは空中分解、解散状態となり2年間の空白が生まれる。

Estate of William Popsie Randolph

1970年代に入り、3兄弟はそれぞれに結婚し転機を迎える。バリー、ロビン、モーリスの3人のグループとして再結成すると、「ロンリー・デイ」「傷心の日々」を全米No.1に送り込む。日本ではビー・ジーズの歌が全編に流れる映画『小さな恋のメロディ』(1971)が大ヒット、名曲「メロディ・フェア」「若葉の頃」などが収められたサントラもベストセラーとなった。

1975年、停滞する音楽活動を打破するために、自分たちの音楽の原点であるR&Bへの回帰を決意。この時、エリック・クラプトンの助言を得て米マイアミへと拠点を移し、透明感あるファルセットボイスで全米No.1に輝いた彼らの代表曲「ジャイブ・トーキン」が収録された名アルバム「メイン・コース」を発表。その後もプロデューサー、名匠アリフ・マーディンの薫陶を受けR&Bバンドとして開花していく。

ビー・ジーズの名を全世界に轟かせたのは、「ステイン・アライヴ」や「愛はきらめきの中に」などの楽曲を提供した映画『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)の大ヒット。サウンドトラックは全米で24週連続No.1の快挙、世界で“フィーバー”現象が巻き起こった。ラジオ局はビー・ジーズの曲を流し続け、1978年には全米チャートの上位をビー・ジーズと実弟アンディ・ギブの曲が独占する。

順風満帆だと思われたビー・ジーズだが、この後には理不尽なバッシングが待ち受けていた。量産されたディスコ音楽への反発運動が起こり、ディスコ・ブームの中心的な存在と位置づけられ攻撃のシンボルにされてしまう。純粋にR&Bを追求した創作した3兄弟は予期せぬ反動の波に晒された。バリーはこの時のことを「ファンの心は移ろいやすいことを実感した」と振り返っている。

“フィーバー”が過ぎた後、ビー・ジーズに新たなオファーが舞い込む。ソングライターとしての実力に注目したバーブラ・ストライサンドから直々に楽曲制作を依頼されたのだ。3兄弟が楽曲を提供し、バリーとデュエットした「ウーマン・イン・ラブ」(80)、アルバム「ギルティ」も大ヒットとなり、新たな活動領域を切り拓いた。

Barwood Films (Barbra Streisand)

その後も、ディオンヌ・ワーウィック、ダイアナ・ロス、セリーヌ・ディオンら錚々たるアーティストのために楽曲を提供した。そして、1987年にグループとして新境地を切り拓いたアルバム「ユー・ウィン・アゲイン」(1987)を発表、全英No.1に輝き、奇跡の復活を成し遂げたのである。

そして2022年、いよいよ初のドキュメンタリー『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』が公開。時代とジャンルを超越して“人生のサウンドトラック”ともいえる名曲の数々を生み出し続けたビー・ジーズの3兄弟を描いた感動作だ。

現在はソロアーティストとして活動を続けるバリー・ギブは本編中で「兄弟だから乗り越えられることができた」と語っている。代表曲「ステイン・アライヴ」で歌われたように、どんなに倒れても再び立ち上がって“生き抜く”という選択をした3兄弟の強い決意と絆、そして決してつきることのない音楽への愛が描かれる『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』は11月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他にて公開。

作品情報

ビー・ジーズ 栄光の軌跡
2022年11月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他にて公開

監督:フランク・マーシャル
製作:ナイジェル・シンクレア、ジーン・エルファント・フェスタ 脚本:マーク・モンロー
出演:バリー・ギブ、ロビン・ギブ、モーリス・ギブ、アンディ・ギブ、エリック・クラプトン、ノエル・ギャラガー(オアシス)、ニック・ジョナス(ジョナス・ブラザーズ)、マーク・ロンソン、クリス・マーティン(コールド・プレイ)、ジャスティン・ティンバーレイク、ピーター・ブラウン、ヴィンス・メルーニー、ミカエル・ライリー、ルル、アラン・ケンダル、イヴォンヌ・ギブ、ビル・オークス、デニス・バイロン、ブルー・ウィーバーほか
2020年/アメリカ/英語/カラー/111分/原題:The Bee Gees: How Can You Mend a Broken Heart/日本語字幕:大渕誉哉/字幕監修:吉田美奈子
配給:STAR CHANNEL MOVIES

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公式サイト thebeegees-movie.com

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