⾳楽史にその名を刻む偉⼤なアイコン、デヴィッド・ボウイの若き⽇を描いた映画『スターダスト』より、ジョニー・フリン演じる若き⽇のデヴィッド・ボウイの弾き語りライブ・シーン映像が解禁された。披露しているのは主演ジョニー・フリン⾃ら作曲したオリジナル楽曲だ。

監督「 演奏した曲はヴェルヴェット・アンダーグラウンドのような響きがある」

本作では、「世界を売った男」をリリースした24歳のデヴィッドがイギリスからアメリカへ渡り、初の全⽶プロモーションツアーに挑む様⼦が描かれている。しかしビザの⼿続きに不具合があり、コンサートを実施することができないと聞かされ、雑誌の取材やラジオ出演、⼩さな会場でのカバー曲のみの弾き語りで全⽶を巡ることとなる。

このたび解禁されたのは、ボウイが初めてアメリカのバーで弾き語りライブを⾏うシーン。しかしアメリカでの知名度に乏しく、ボウイは観客に⾒向きもされない。これには彼と共にプロモーションツアーを廻るマーキュリー・レコードのパブリシスト、ロン・オバーマンも「参ったな」と頭を抱える。

ジョニー・フリン演じるボウイは「敬愛するバンドの曲を」と弾き語りを始める。実はここで披露される曲は、ジョニー・フリン⾃⾝が作曲した「Good Olʼ Jane」というオリジナル楽曲。映画は1971年の設定で、当時のデヴィッド・ボウイはヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ジャック・ブレル、クリーム、ザ・フー、ヤードバーズなどのカバーを多く演奏していた。

「当時のデヴィッドはルー・リードの⼤ファンだった。幾つかの曲もルー・リードを意識して書いている。だから映画のなかでは、ルー・リードになろうとしているデヴィッドになろうとしているジョニーが⾒られる。だからジョニーが映画で演奏した曲はヴェルヴェット・アンダーグラウンドのような響きがある」とガブリエル・レンジ監督は語っている。

また「彼(デヴィッド)にとってヴェルヴェット・アンダーグラウンドは憧れのバンドだったし、この旅の前から彼らの曲をよくカバーしていた。他にも、ファクトリーでアンディ・ウォーホルに会っている。デヴィッドはこれらの巨⼤なアメリカ⽂化を吸収していった。それをこの映画では描いている 」とコメントしている。

映像はアーティストとしても活躍するジョニー・フリンの魅⼒が詰まったライブシーンとなっている。

作品情報

スターダスト
2021年10月8日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ ほか全国公開

監督:ガブリエル・レンジ
プロデューサー:ポール・ヴァン・カーター, ニック・タウシグ, マット・コード
脚本:クリストファー・ベル, ガブリエル・レンジ
CAST:ジョニー・フリン/ジェナ・マローン/デレク・モラン/アーロン・プール/マーク・マロン
2020年|イギリス/カナダ|109分|原題:STARDUST|PG12

提供:カルチュア・パブリッシャーズ/リージェンツ
配給:リージェンツ

©COPYRIGHT 2019 SALON BOWIE LIMITED, WILD WONDERLAND FILMS LLC

HP:DAVIDBEFOREBOWIE.COM

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