最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』が大ヒット中の英国の鬼才エドガー・ライト監督が、2021年に鑑賞した全映画のリストを発表した。1年間で観たその本数は驚異の330本。本人は「毎日1本ずつ映画を観ることに挑戦しましたが、35本も足りませんでした」と振り返っている。

エドガー・ライト
"Edgar Wright"作者: vagueonthehow is licensed under CC BY 2.0

『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』などで知られるエドガー・ライト監督は映画マニアとしても知られ、自身のSNSなどを通してたびたび年間ベスト作品などを発表している。今回は2021年に自身が鑑賞した全映画のリストをTwitterで発表した。

ライト監督が2021年に鑑賞した映画の本数はじつに330本。1日に1本に近いペースで映画を観ていることになるが、監督は毎日1本観ることを目標にしていたようで、少々悔しい結果になったようだ。Twitterには330本分のリストとともに以下のコメントが添えられている。

「1年365日、毎日1本ずつ映画を観ることに挑戦しましたが、35本も足りませんでした。でも自分が監督した2作品のために、ノンストップで取材を受けていたので、お許しください。とにかく、2021年に観た330本の映画を紹介します。(注) *初見であることを示す/太字・下線は映画館で見たもの」

「自分が監督した2作品」とは、今年公開されたドキュメンタリー映画『ザ・スパークス・ブラザーズ(原題)(The Sparks Brothers)』 (日本は2022年公開)とタイムリープ・サイコ・ホラー『ラストナイト・イン・ソーホー』(日本公開中)のこと。この2本の取材などで多忙な日々を送っていたことを考えると、330本も映画を観たのはますます驚きだ。

330本のリストはジャンルもバラバラ、 旧作も新作も混じった、監督の多様な趣味が伺えるセレクト。『DUNE/デューン 砂の惑星』『エターナルズ』『フリー・ガイ』『マトリックス レザレクションズ』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『ウエスト・サイド・ストーリー』『アネット』『ドント・ルック・アップ』など話題の新作も抜かりなくチェックしている。

またファンからの質問に答える形で『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2回観たことも明かしている。ライト監督の『007』シリーズへの思い入れは深く、『ラストナイト・イン・ソーホー』にも『007』シリーズへのオマージュが確認できる。

この膨大なリストにファンも「すごいリストですね。 私が見るべきもの、もう一度見たいものがたくさんあります」「なんてことだ… 今年はたくさんの映画を観たけど、あなたには負けました」「2022年は私も挑戦してみようかな」と様々な反応を寄せている。

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