12月2日(金)より公開され、満席続出の大ヒットスタートを切ったフィル・ティペット監督作『マッドゴッド』の本編映像が解禁された。クリーチャーの生々しい動きに目が離せなくなる、本作の“地獄絵図”を象徴するシーンだ。

「気絶するほどおぞましい」「なんだこれは!という驚嘆が止まらないヤバい映画」

スター・ウォーズ』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズなど、誰もが知る名作の特殊効果の数々を手掛け、その後のSF作品に計り知れない影響を与えた巨匠フィル・ティペット。その最新作『マッドゴッド』は、驚異の制作期間30年をかけ生み出された、地獄のディストピアを巡るダークファンタジー。

本作が公開されるや、劇場には日本公開を待ち望んだ人々が殺到。70-80年代のティペット作品を劇場で観ていた映画ファンはもちろん、もっと若い世代も、このCG全盛時代に30年かけて作られた執念のストップモーションアニメをその目で確かめようと詰めかけ、多くの劇場で完売が続くヒットスタートとなった。

SNSでは「『狂っている』が褒め言葉になる地獄巡り」「カオスな世界観とクリーチャーが出続ける最高の映像だった」「気絶するほどおぞましい。極限ではなく限界突破している」「なんだこれは!という驚嘆が止まらないヤバい映画」 など、困惑すら入り混じった絶賛が巻き起こっている。

さらに「恐ろしいけれどもう一度観たい」「永遠に観ていられる」と、この地獄ライドに魅了された人々が早くも2回3回とリピート鑑賞する姿も見受けられ、配給会社が行うリピーターキャンペーンで設けられた「10回鑑賞すると応募できる特別枠」は、公開2日目の時点ですでに応募者があったという。グッズも好評で、パンフレットは4割以上の観客が購入している。

今回解禁となった本編映像は、鎖で拘束された巨大ワーム(幼虫)の一場面。地底世界の労働者「シットマン」が、生物の胴体の肉を裂き、頭に注射を打ち込んでいる。そのすぐ横では作業中のシットマンが無差別に列車に轢き倒される。主人公アサシンの眼前で繰り広げられる地獄の光景。目を背けたくなるのになぜか目が離せない、魔物的な魅力に満ちたワンシーンだ。

また、コマ撮りで緻密な作業が積み重ねらたクリーチャーたちの動きは、手作りだからこそ生み出せる生々しい質感や温もり、作り手の造形に対する心躍るような喜びすら感じられ、唯一無二の映像となっている。

超絶技巧のストップモーションアニメと、未だかつて見たことのない地獄巡りの世界観が合わさった、まさにアートの域に達する1作。スクリーンの大画面で、人生最狂となること間違いなしの映画体験を堪能してみよう。

『マッドゴッド』は絶賛全国公開中。

作品情報

マッドゴッド
2022年12月2日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

STORY
人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する。

監督:フィル・ティペット 出演:アレックス・コックス
2021年/アメリカ/84分/1.78:1/カラー/5.1ch/原題:MAD GOD/日本語字幕:高橋彩/PG12 ©2021 Tippett Studio
提供:キングレコード、ロングライド 配給:ロングライド

©2021 Tippett Studio

公式サイト https://longride.jp/mad-god/

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