10月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他全国公開される映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』の公開を記念し、“和製ニコラス・ケイジ”こと、モト冬樹がニコラスに扮した「モト冬樹ver特別予告映像」が解禁された。なんと園子温監督自身が監督を務めている贅沢な映像だ。映像では撮影の舞台裏も確認することができる。

『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は、数々の問題作を世に送り、新作を発表するたびに日本映画界の話題をさらう園子温監督のハリウッドデビュー作。主演にはオスカー俳優でありながら、ジャンルを問わず幅広い作品に意欲的に挑戦し続けるニコラス・ケイジを迎え、日米二つの才能の奇跡的な融合から生まれた痛快エンターテインメントに仕上がった。

本作は2019年11月から12月にかけて滋賀県彦根市と京都の東映太秦撮影所ですべての撮影が行われたが、実は企画当初メキシコで撮影する予定だった。しかし2019年2月に心筋梗塞で倒れた園子温監督の体調を気遣ったニコラス・ケイジが、日本での撮影を提案したことでオール日本ロケが実現した。
このたび解禁された予告映像はニコラス・ケイジが一部モト冬樹に差し替えられた特別バージョン。監督を園子温が務めている。
映像中盤、モト冬樹がまさかの登場! セリフはなぜか日本語だが、雄叫びをあげる姿は角度から表情まで見事なシンクロ具合。
特にラストでは、ニコラス・ケイジがママチャリに乗るという摩訶不思議なシーンも、モトは見事完コピ。ちなみにこのママチャリは園監督の私物だ。突如挟まれる差し替えシーンは、なぜか癖になって何度も見たくなること間違いない。
あわせて解禁されたメイキング・コメント映像で見ることができるのは、9月下旬に実施された江戸川のほとりでの本予告編のロケの様子。「監督に監督やらすのまずくね?」というモト冬樹のぼやきから始まる。それに対して園子温監督は「マジでそっくり。ここまで似るものなんだ」と笑顔を浮かべる。
真心を込めて敬愛するニコラス・ケイジになり切るモト冬樹と、モトのなり切りぶりに敬意を表し、モトを完全にニコラス・ケイジとして扱う園子温監督の姿が映っている。
本物の予告編はこちら↓
プリズナーズ・オブ・ゴーストランド
2021年10月8日(金)より、TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー
【STORY】
世界を牛耳る悪徳ガバナー(ビル・モーズリー)の魔の手を逃れたバーニス(ソフィア・ブテラ)をゴーストタウンから連れ戻すよう命じられた悪名高き銀行強盗ヒーロー(ニコラス・ケイジ)。決められた時間内にサムライタウンに戻らねば自身の命が危ない!ヒーローの運命やいかに?!
フェリーニ、ホドロフスキーに通じる悪夢的世界、マカロニウエスタン、チャンバラ、SF・・・ジャンルを横断する「フィクションならではの楽しみ」が映画から溢れ出る!不可能に挑戦し続ける、狂暴かつ強烈なふたつの才能の、奇跡的な融合から生まれた痛快エンターテインメントがここに誕生した。
監督:園子温
ニコラス・ケイジ ソフィア・ブテラ ビル・モーズリー ニック・カサヴェテス
TAK∴ 中屋柚香 YOUNG DAIS 古藤ロレナ 縄田カノン
脚本:アロン・ヘンドリー レザ・シクソ・サファイ 音楽:ジョセフ・トラパニーズ
原題:Prisoners of the Ghostland
2021/アメリカ/105分/カラー/PG-12 提供:POTGJPパートナーズ
配給:ビターズ・エンド
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