実在の巨匠指揮者率いる楽団にインスパイアされた感動作『クレッシェンド 音楽の架け橋』がいよいよ明日1月28日(金)より全国公開。このたび、対立するオーケストラの団員たちが共に見事な演奏を魅せる本編シーンが特別披露された。

厳しい寒さの冬の景色をソリストとオーケストラが対峙し、交互の演奏で表現

本作はヨーロッパからアメリカまで、様々な地域の国際映画祭で上映され、熱い喝采のもと4つの観客賞に輝いた話題作。“世界で最も解決が難しい”とされる紛争で今この時も闘うパレスチナとイスラエルの音楽家の若者たちが、対立や葛藤を乗り越えてオーケストラを結成するという、驚きの実話にインスパイアされた物語だ。和平コンサートが目前に迫った21日間の合宿で、激しく憎しみをぶつけ合う団員たち。ラストに待つ、あらゆる障害を乗り越えた“魂の演奏”とは──? 若者たちを導くマエストロを『ありがとう、トニ・エルドマン』で絶賛されたペーター・シモニシェックが演じている。

誰しもが一度は耳にしたことのあるであろうクラシックの名曲の数々が彩る本作。今回解禁されたのは、ヴィヴァルディ「四季」より《冬》の演奏シーンだ。

タイトルに《冬》とある通り、厳しい寒さの冬の景色をソリストとオーケストラが対峙し、交互の演奏で表現しているこの楽曲。今回ソリストは、楽団でも群を抜いた実力を持つイスラエル人のヴァイオリニスト、ロンが務める。

ロンが激しくエモーショナルな独創を披露すると、楽団メンバーも負けじと息のピッタリあった美しいハーモニーを重ねていく。間近に迫る和平コンサートに向け、緊迫感と高揚感が募るドラマティックなワンシーンとなっている。

実は劇中の楽団、メインキャストの4名以外は本物の音楽家だというのだから驚きだ。ザハヴィ監督は「演奏をする音楽家の目には特別な光が宿る」と語っている。さらに、4名の俳優も元々楽器演奏ができる人をキャスティングしたが、さらにプロの演奏家のように見せるため、コーチを付け演奏指導をしたという。

他にもクラシックの名曲が揃う本作には、魅力たっぷりの演奏シーンが多数。『クレッシェンド 音楽の架け橋』は1月28日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開。

作品情報

クレッシェンド 音楽の架け橋
2022年1月28日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開

監督:ドロール・ザハヴィ 主演:ペーター・シモニシェック 2019年/ドイツ/英語・ドイツ語・ヘブライ語・アラビア語/112分/スコープ/カラー/5.1ch/原題:CRESCENDO #makemusicnotwar/日本語字幕:牧野琴子/字幕監修:細田和江

配給:松竹

©CCC Filmkunst GmbH

公式サイト:movies.shochiku.co.jp/crescendo/

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