3月11日(金)に封切られる『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の特別映像「最狂の知能犯リドラー編」が解禁された。今回バットマンの敵として登場する最狂の知能犯リドラーとは何者なのか。主演のロバート・パティンソンや、リドラー役のポール・ダノらがバットマンとリドラーの関係性などについて語っている。

DCユニバースに属さない『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、『ジョーカー』の衝撃を超える謎解きサスペンスアクションにして、クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来、全世界が待ちわびたバットマンの単独映画。先だって行われたアメリカの試写会では「今の時代にふさわしいバットマン」(New York Magazine)「このジャンルにおける最高傑作に加わった」(Variety)など絶賛の声が寄せられた。

本作の敵として登場するのは、バットマンの“秘密の友達”を名乗る最狂の知能犯リドラー。犯行現場に次々と「To TheBatman(バットマンへ)」と記した手紙と謎を残し、バットマン2年目の未熟なブルース・ウェインを挑発するリドラーは、一体なぜ彼を標的にするのだろうか?
今回解禁された特別映像では、リドラーと物語の謎を紐解くためのヒントが、キャストとスタッフによって語られている。リドラーが事件現場に残す謎について、リドラーを演じたポール・ダノは「バットマンとの出会いは、リドラーの人生を変えた瞬間だと思う。バットマンがいなければ、リドラーは生まれなかった」とコメントし、バットマンとリドラーのただならぬ関係性を示唆。

一方、バットマンを演じたロバート・パティンソンも「ブルースは認めたがらないが、リドラーと彼はとても似ている」と互いに共通点があると認めつつ、「唯一の違いは、リドラーは狂気を実行し、正義のためなら殺人も厭わないことだけだ」とコメント。それぞれ別の信念から生まれた正義を掲げて闘う者同士、その価値観の違いがどう描かれるのかが見どころとなっていることを明かしている。

マット・リーヴス監督が本作で目指したのはDCコミックスの原点回帰。ゴードン役を演じたジェフリー・ライトも「リドラーのおかげで、私たちはバットマンの起源に立ち戻ることができた。DCはDetective Comics(探偵漫画)の頭文字なんだ」とリドラーの存在が原点回帰の大きな鍵となっていることを明かし、マット・リーヴス監督は「犯罪の挑戦を受け、落ちていくバットマンを描きたかった」とバットマンの物語誕生の頃に描かれた、狂気を秘めたバットマンの姿を描いていることを話している。
また映像には、リドラーの挑発を受けたバットマンが徐々に追い詰められていく様や、バットマンのマスクを脱いだブルース・ウェインの戸惑いの表情が捉えられており、スリリングなストーリー展開が期待される。そして、リドラーからのなぞなぞが記されたカード、ブラックライトで不気味なサインを照らし出す様子など、バットマンが探偵としてヒントを見つけていくカットも随所に散りばめられ、名探偵バットマンと知能犯リドラーとの今世紀最大の謎解きゲームのはじまりを予感させる映像となっている。
まるで自身の写し鏡のような最狂の敵リドラーに対し、バットマンはどう立ち向かっていくのか――。手に汗握る闘いの結末は劇場で確かめよう。
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は3月11日(金)全国公開。
THE BATMAN-ザ・バットマン-
2022年3月11日(金)全国公開
STORY
優しくもミステリアスな青年ブルースは、両親殺害された社会への復讐を誓い、夜は黒いマスクで素顔を隠し犯罪者を見つけては力でねじ伏せ、悪と敵対する存在の“バットマン”になろうとしている。ある日、権力者が標的になった連続殺人事件が発生。その犯人を名乗るのは、史上最狂の知能犯リドラー。彼は犯行の際、必ず“なぞなぞ”を残し、警察や世界一優秀な探偵のブルースを挑発する。いったい何のために犯行を繰り返すのか? そして暴かれる、政府の陰謀とブルースにまつわる過去の悪事や父親の罪…。追い詰められたその時、彼の心の中で、何かが音を立てて壊れ始めた―。あなたは世界の嘘を暴き、人間の本性を見抜けるか――。
監督:マット・リーヴス 脚本:マット・リーヴス マットソン・トムリン
キャスト:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライトほか
原題:The Batman
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