天才監督ポール・トーマス・アンダーソンの最新作で本年度アカデミー賞主要3部門にノミネートされた『リコリス・ピザ』(7月1日公開)の本編映像が解禁された。レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが奏でる愛のテーマに乗せて主人公ふたりが初デートを果たす、胸キュン必至のシーンだ。

「電話番号教えてくれる?」「何のために教えるの?」

本作はベルリン国際映画祭で金熊賞、世界三大映画祭であるカンヌ、ヴェネチア、ベルリンすべてで監督賞を受賞した天才監督ポール・トーマス・アンダーソンの待望の最新作。1970年代のハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレーを舞台に、カメラマンアシスタントのアラナと高校生ゲイリーの恋模様をみずみずしく描く。主演は三姉妹バンド、ハイムの三女であるアラナ・ハイムとポール・トーマス・アンダーソン監督の盟友フィリップ・シーモア・ホフマンの息子であるクーパー・ホフマン。

主人公ふたりの感情に寄り添う音楽を手がけたのはイギリスのロックバンドレディオヘッドのジョニー・グリーンウッド。ポール・トーマス・アンダーソン監督とは本作で五度目のタッグとなる。

このたび解禁された本編映像は、そんなジョニー・グリーンウッドが奏でる楽曲“Licorice Pizza”に乗せて、アラナとゲイリーが夜道で初デートをするエモーショナルなシーン。

「電話番号教えてくれる?」とゲイリー(クーパー・ホフマン)に詰め寄られたアラナ(アラナ・ハイム)は「何のために教えるの?」と冷たい態度で返すが、ゲイリーは「電話したいから」とストレートな返答。「覚えられる?」と七桁の番号を伝えると、ゲイリーは間違えて覚えたフリをしつつ、しっかりその場で暗記してみせる。

携帯電話が無い1970年代、家の電話番号を教えるかどうかは恋愛において大事なポイント。当時の男女の微妙な距離感や駆け引きがリアルに描かれ、甘酸っぱく胸キュン必至のシーンになっている。

散りばめられた当時の音楽やファッション、そして恋の痛みと嬉しさに溢れる主人公たちの姿に、誰もが“あの頃の気持ち”と“映画の楽しさ”を思いだす『リコリス・ピザ』は7月1日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。

作品情報

リコリス・ピザ
2022年7月1日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

監督・脚本・撮影:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディ
原題:Licorice Pizza
製作:アメリカ

配給:ビターズ・エンド、パルコ ユニバーサル映画

© 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト licorice-pizza.jp

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