女優・山本舞香が、ハリウッド映画『ブレット・トレイン』(9月1日公開)で声優に初挑戦することが決定した。ブラッド・ピットを翻弄する謎の女子学生プリンス役を演じる。

『ブレット・トレイン』は伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」を、主演ブラッド・ピット、『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督がハリウッド映画化したアクション超大作。「東京発・京都行」の超高速列車に乗り込んだ、世界で最も運の悪い殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)の人生最悪な120分間を描く。
本作で日本語吹替版声優に初挑戦する山本舞香が演じるのは、ブラッド・ピットを翻弄する謎の女子学生プリンス役。プリンスは、外見は普通の女子学生だが、狡猾で悪魔のような性格の持ち主。優れた洞察力と、自分の思い通りに物事が進んでいく“強運”を武器に、車内で起こる全ての出来事を裏で掌握し、主人公レディバグたちに壮絶なバトルを繰り広げさせる。
今回の情報解禁に合わせて、日本語吹替版本編映像、同役を演じるジョーイ・キングからのサプライズ・メッセージ動画、山本舞香のインタビュー映像が到着した。
今回の声優オファーについて山本は「えっっ?私!?」と最初は驚きを隠せなかったというが、主演がブラッド・ピットということで「嬉しかった!」と率直な感想を語る。超高速列車内で主人公レディバグたちを翻弄していく女子学生プリンスというキャラクターについて、「見た目がすごく強い子で、周りに対してもすごく強いけど、過去にいろんなことがあって。悲しくて寂しくて、そこからこの感情が生まれて、この計画を立てたっていう。“寂しがり屋さん”っていうのかな? そこから狂気がうまれてきたっていうのは何となくイメージできました」とコメント。

空手の黒帯を持つことでも知られる運動神経抜群の山本は「これまでも、(実写の)アクション・シーンを撮った後のアフレコで、息遣いは結構撮ったりするので、役に立ったかもしれない」と思わぬ効果を振り返った。“ブラッド・ピットとの共演”とも言える今回の吹替について「お芝居でもご一緒できるように頑張ろう!って、思いました(笑)」と笑顔を見せる。
これから映画を観る方に向けては「こういう時期だからこそ、笑って泣けて、一人一人すごく個性が強いキャラクターが出てきて、心もすごく忙しいかと思うんですが、目茶苦茶面白いです! 劇場で観て、笑って泣いてください! お楽しみに!」と絶賛コメントを寄せた。
日本語吹替版のアフレコ収録に際して今回、プリンス役を演じたジョーイ・キングから山本舞香にサプライズでメッセージ動画が到着。「舞香ちゃん、コンニチハ! プリンス役のジョーイ・キングです。プリンスはいたずら好きで完全なサイコパス。彼女は暴力と復讐心しか知らないの。とにかく早く日本のみんなに観てほしいな! ミテネ!」とキュートな日本語とハートマークのポーズで笑顔を見せてくれた。それを観た山本は「ビックリしました! まさかって! 本当にサプライズだったので嬉しかったです!」と喜びを隠せない様子だった。
同時に解禁された日本語吹替版本編映像では、とある駅でようやく超高速列車から降りられるチャンスを得たかのような主人公レディバグの姿が映し出される。ホームに降り立ったレディバグはプリンスに早く降りるように促すも、カバンのひもが椅子に引っ掛かってしまったようでなかなか車内から出て来ない。
これが列車を降りる最後のチャンスだと告げるレディバグだったが、プリンスには「無理無理無理、お願い、戻ってきて。怖いの。一人になりたくない、お願い」と泣かれてしまい…。ため息交じりにホームから車内に戻るレディバグに対し、さっきまでの泣き声から一変したケロッとした表情で「取れた」と言うプリンス。降りたくても降りられない主人公レディバグの不運さと、悪魔のような性格で人を翻弄するプリンスの二面性が感じられるシーンとなっている。
『ブレット・トレイン』は9月1日(木)全国の映画館で公開。
ブレット・トレイン
2022年9月1日(木)全国の映画館で公開
原題: BULLET TRAIN
US公開日:8月5日予定
原作:伊坂幸太郎「マリアビートル」(角川文庫刊)
監督:デヴィッド・リーチ
脚本:ザック・オルケウィッツ
キャスト:ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・小路、真田広之、マイケル・シャノン、バッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)、サンドラ・ブロック