映画音楽の巨匠、故・エンニオ・モリコーネの葛藤と栄光に迫る音楽ドキュメンタリー映画『モリコーネ 映画が恋した⾳楽家』(2013年1⽉13⽇公開)の本編特別映像が解禁された。マカロニウエスタンの金字塔『荒野の用心棒』の超有名テーマ曲誕生の裏側に迫る内容となっている。

「当時あれほどオペラ的な⻄部劇の曲はなかった」

本作は2020年7⽉に91歳で他界した映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー映画。伝説のマエストロに、弟⼦であり友でもある『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督が密着し、結果的に⽣前の姿を捉える最後の作品となった。数多の傑作の名場⾯とワールドコンサートツアーの演奏などとともに、モリコーネ⾃らが⾃⾝の半⽣を回想していく。また、クエンティン・タランティーノクリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーンら70⼈以上の著名⼈のインタビューによってモリコーネの仕事術の秘密が明かされる。

このたび解禁されたのは、モリコーネが世界的にその名を広める発端でもあり、世界的なマカロニウエスタンブームの引き⾦となったセルジオ・レオーネ監督『荒野の⽤⼼棒』(64)のテーマ曲“さすらいの⼝笛”誕⽣の秘話や当時の想いを、主演を務めたクリント・イーストウッドやモリコーネ本⼈が語る本編特別映像。

「イタリアで作られる⻄部劇=マカロニウエスタン」のジャンルを確⽴、そのブームの⽴役者として広く名前を知られることになったセルジオ・レオーネ監督の『荒野の⽤⼼棒』。すべての発端は、モリコーネが⼩学校時代の同級⽣(!)だったレオーネ監督から「『荒野の⽤⼼棒』はこの雰囲気だ」と、黒澤明監督『⽤⼼棒』(61)の映像を⾒せられたことからだったという。

レオーネ監督の要望を受けたモリコーネは早速、彼のイメージに合うように⽶国の歌⼿のためウエスタンの曲を独創的に編曲。その上でさらに、全てをオリジナルでゼロから楽曲を書き直すという変遷を経て、結果的に、それまでの映画⾳楽ではほぼ使われることの少なかった「⼝笛」や「チャルメラ」、「⾦床」「鐘の⾳」なども効果的に楽曲として採⽤、“さすらいの⼝笛“に象徴されるように、シンプルながらも記憶に残るこれらの独創的なメロディが⽣み出された秘話が明かされている。

また主演を務めたクリント・イーストウッドは「当時あれほどオペラ的な⻄部劇の曲はなかった」と振り返る。まさに、当時「カルチャーショックだった」モリコーネの⾳楽。本作以降、モリコーネ以外とはタッグを組まず、その監督と作曲家という関係を超え、創作においても彼に全幅の信頼を置いていた、というレオーネ監督の逸話も残るほど、周囲の予想を遥かに超える⾰新的な⾳楽を⽣み出し続けたモリコーネの作曲の秘密、そして想いが垣間⾒えてくるようなシーンともなっている。

『モリコーネ 映画が恋した⾳楽家』は2023年1月13日(金)TOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー。

作品情報

モリコーネ 映画が恋した⾳楽家
2023年1月13日(金)TOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』
原題:Ennio/157 分/イタリア/カラー/シネスコ/5.1ch デジタル/字幕翻訳:松浦美奈 字幕監修:前島秀国
出演:エンニオ・モリコーネ、クリント・イーストウッド、クエンティン・タランティーノほか

©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras

公式サイト https://gaga.ne.jp/ennio/

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