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全国公開中の映画『LAMB/ラム』のヴァルディミール・ヨハンソン監督が、日本での大ヒットを受けて緊急初来日を果たし、11月28日(月)に「新宿ピカデリー」で開催された来日記念上映後のトークショーに登壇した。

「本作をホラーというよりシュールなファミリードラマだと思っています」

本作は、アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を“アダ”と名付け、育てていく禁断のネイチャー・スリラー。『ミッドサマー』『MEN 同じ顔の男たち』などを手掛け、話題作を次々と世に送り出す気鋭の映画スタジオ「A24」が北米配給権を獲得した衝撃作。

その形容しづらい極めて独創的な作風にSNS上では各人各様の感想が飛び交い、宣伝キャラクター“アダちゃん”人気も相まって、全国36館でのスタートながら公開から20日目に興収1億円を突破、11月28日時点では1億4千万円越えを記録するなど、公開から3ヶ月以上が経った現在も全国各地でロングラン上映中となっている。

『LAMB/ラム』

この日行われた来日記念上映後のトークショーに、本作のアイコンである“羊から産まれた羊ではない存在”アダちゃんを抱いて登場した監督。まずは「映画を観てくださってありがとうございます。心から嬉しく思います」と挨拶。今回が初めての来日だと言う監督は、「娘と一緒に来て、色々な所に足を運んで楽しんでいます。早くもまた来日したいと思っています」と早くも次回の来日を希望していること明かしつつ、今朝訪れた浅草について「沢山人がいるけれど穏やかで平和な感じがしましたね」と印象を語った。また、好きな日本の作品について「沢山ありますが、ジブリや黒澤明監督の作品。あとは、『裸の島』(1960)がとても好きで、最近も新藤兼人監督の『鬼婆』(1964)を観たところでした」とコメント。

続いて本題の『LAMB/ラム』に関するトークへ。先ずは映画の着想について「長編を作りたい気持ちが元々あり、自分にインスピレーションを与えてくれるようなビジュアルを集めることから着手しました。絵画やドローイング等を集めたムードブックを作るところから始め、自分でも絵を描いていく中で、アダが出来上がりました。プロデューサーがショーン(脚本家)を紹介してくれて、彼にムードブックを見せたら気に入ってもらえて、そこから1週間に1度のミーティングを重ね、どのような映画にしていくかを話し合っていきました」と語った。

また、本作のもう一人の主人公と言っても過言ではないアダについては「実は初稿ではアダの台詞が少しありました。しかし、猫や犬そして羊など他の動物が出てくる中で、観客が“動物たちは何を考えているのだろう”とそれぞれで解釈できたほうが良いと思ったんです」と明かした。

さらに、映画を観終えたばかりの観客からの質問に監督が答える、Q&Aコーナーも実施。映画のラストに関する疑問や、解釈についてへの質問には「観客の方それぞれの解釈に委ねたい」としながらも、「私は本作をホラーというよりシュールなファミリードラマだと思っています。世の中には血の繋がりではない様々な家族の形がありますが、皆さんも是非それについて考えていただけたら嬉しいです」と話した。

最後に、日本のファンへ向けて「今日は来てくださってありがとうございました。多くの方に観ていただけて大変嬉しく思います」とメッセージで締めくくった。

『LAMB/ラム』は大ヒット公開中。

ヴァルディミール・ヨハンソン(監督・脚本)プロフィール

1978年、アイスランド北部生まれ。『父親たちの星条旗』(06)、「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン2(12)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)、『トゥモロー・ウォー』(21)等、数々の映画やテレビシリーズで美術、特殊効果、技術部門を担当し、20年以上にわたりアイスランド映画界で活躍している。2013年から2015年にかけては、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエヴォ科学技術大学で開講されたタル・ベーラ監督による映画製作の博士課程に在籍、ティルダ・スウィントン、ガス・ヴァン・サント、カルロス・レイガダス、アピチャッポン・ウィーラセタクンらの指導を受け、在学中に本作の構想に着手した。初の長編映画である『LAMB/ラム』で第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門「Prize of Originality」を受賞した。その他監督作としては短編映画『Harmsaga(原題)』(08)、『Dawn(原題)』(12)などがある。2022年5月には米大手エージェンシーCAAとの契約締結を発表するなど、今後世界での活躍が最も期待される新鋭監督の一人。

作品情報

LAMB/ラム
2022年9月23日(金・祝)新宿ピカデリーほか全国公開

STORY
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、"アダ"と名付けその存在を育てることにする。奇跡がもたらした"アダ"との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく—。

監督: ヴァルディミール・ヨハンソン
脚本: ショーン、ヴァルディミール・ヨハンソン
製作: ノオミ・ラパス、マーシン・ドラビンスキ、ヘルギ・ヨハンソン
出演: ノオミ・ラパス、ヒルミル・スナイル・グズナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン
2021年/アイスランド・スウェーデン・ポーランド/カラー/シネスコ/アイスランド語/字幕翻訳:北村広子/原題:LAMB/106分/R15+

配給:クロックワークス
提供:クロックワークス オディティ・ピクチャーズ

©️2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON

公式サイト https://klockworx-v.com/lamb/

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