ブラッド・ピット主演のミステリー・アクション『ブレット・トレイン』(9月1日公開)の本編映像が解禁された。ブラッド・ピット演じる“世界一不運な殺し屋”がまったく身に覚えのない殺し屋から狙われ、ブリーフケースを巧みに操って死闘を繰り広げるシーンだ。

『ブレット・トレイン』は伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」を、主演ブラッド・ピットをはじめとする豪華キャストと『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督がハリウッド映画化したアクション超大作。「東京発・京都行」の超高速列車に乗り込んだ、世界で最も運の悪い殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)の人生最悪な120分間を描く。
世界一運の悪い殺し屋レディバグが請けたミッション、それは東京発の超高速列車でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。簡単な仕事のはずが、次から次へと乗ってくる身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われ、降りたくても、降りられない。最悪な状況の中、列車はレディバグと殺し屋たちを乗せたまま終着点・京都に向かうが…。殺し屋たちが乗り合わせたのは、偶然ではなく、仕組まれた罠だった。やがて明らかになっていく、殺し屋たちの過去と因縁。そして終着点で待ち受ける世界最大の犯罪組織のボス=ホワイト・デスと対峙したとき、思いもよらぬ衝撃の展開が待ち受ける!
今回解禁された本編映像は、復帰にふさわしい簡単な仕事として、レディバグが気合たっぷりに「東京発・京都行」の超高速列車に乗り込み、早速お目当てのスーツケースを見つけるところから始まる。
「俺に運が向いてきたかも」早々と仕事を終え、品川駅で早速降りようとするレディバグに、突如、強い復讐心に燃えたメキシコNo.1の殺し屋ウルフ(バッド・バニー)がナイフで襲い掛かる!胸にナイフが突き刺されるも、携帯電話が盾となって命拾い! 男が誰かも分からず、恨まれることに身に覚えのないレディバグは、なぜ自分が狙われるのかが全く分からない…。
そんなことはお構いなしに「人生を返せ」「復讐しに来た」と執拗に攻撃を畳みかけてくるウルフ。「お前誰だよ?」「ちょっと落ち着いて話し合わないか?」「どこにいようと追い詰める」
「なんで?」「貴様の人生を潰してやる」「だから誰なんだよ!?」一心不乱に襲いかかるウルフとは裏腹に、どこかとぼけたやり取りをしながらブリーフケースを巧みに操り、男からの壮絶な攻撃を交わすレディバグの様子がクールでスタイリッシュなアクションシーンとなっている。
レディバグに何故か強い恨みを抱いているメキシコNo1の殺し屋ウルフを演じたのは、世界中で多くのファンを持ち“2022年Spotifyで最も再生されたアーティスト”の称号を持つバッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)。ウルフ役について、当初は白髪混じりの老人の配役を考えていたリーチ監督だが、キャスティングディレクターの紹介で引き合わされた時「それが一変した」と言う。
「彼の演技を見たことがある人なら分かると思うが、何事にも心を込めて取り組んでいる。だから、復讐に燃えるのではなく、愛に燃えるようなキャラクターにしたんだ」と彼が演じたからこそ成立したウルフというキャラクターについて明かす。
そして「バッド・バニーにあの役を演じてもらうことで、キャラクターの人間らしさが際立った」「ウルフとレディバグが殴り合っている時でさえ、キャラクターの感情が伝わってくる」と言い「これは闘いの振り付けをどのように用いるかを示す良い例だよ。レディバグは混乱していて、防御の動きの中でも、この男が誰でなぜこのようなことが起こっているかを見極めようとしている。一方ウルフは、失ったものに対して抑えきれない怒りに支配されてしまっている」とそれぞれの戦いのスタイルの中にそれぞれ違ったストーリーやユーモアを込める、リーチ監督ならではのアクション演出方法についても語っている。
『ブレット・トレイン』は9月1日(木)全国の映画館で公開。
ブレット・トレイン
2022年9月1日(木)全国の映画館で公開
原題: BULLET TRAIN
US公開日:8月5日予定
原作:伊坂幸太郎「マリアビートル」(角川文庫刊)
監督:デヴィッド・リーチ
脚本:ザック・オルケウィッツ
キャスト:ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・小路、真田広之、マイケル・シャノン、バッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)、サンドラ・ブロック
日本語吹替版声優:堀内賢雄(レディバグ)、山本舞香(プリンス)、津田健次郎(タンジェリン)、関智一(レモン)、木村昴(ウルフ)、井上和彦(エルダー)、阪口周平(キムラ)、立川三貴(ホワイト・デス)
上映時間:2時間6分
レーティング:R15+