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現在大ヒット公開中のポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『リコリス・ピザ』で話題の日本人キャスト、安生めぐみのトークイベントが実施された。本作でハリウッド・デビューを飾った安生が、出演までの道のりやオーディション、そして舞台となったサンフェルナンド・バレーについてなど裏話を明かした。

エンドクレジットは「PTAからのプレゼントでした」

アカデミー賞主要3部門にノミネートされた『リコリス・ピザ』は、常に世界中の映画ファンが新作を心待ちにしている天才監督ポール・トーマス・アンダーソンの最新作。1970年代のハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレーを舞台に、カメラマンアシスタントのアラナと高校生ゲイリーの恋模様をみずみずしく描く。主演は三姉妹バンド、ハイムの三女であるアラナ・ハイムとポール・トーマス・アンダーソン監督の盟友フィリップ・シーモア・ホフマンの息子であるクーパー・ホフマン。

7月1日より日本での公開が始まり、劇場で鑑賞したユーザーからは「今年イチがでてしまったかもしれない」「観て本当に良かった。見終わった後の清涼感、ホッコリした気分が最高!」「超絶良かった!」「細かいエピソードがどれも良い。いい脚本」と絶賛の声が上がっている。

そんな本作で、サンフェルナンド・バレーに存在する日本食レストラン「ミカド」の、オーナーの2番目の妻“キミコ”として登場するのが、日本人キャストの安生めぐみだ。

3.11の震災をきっかけに、「後悔しないようにやりたいことをやろう!」と長年憧れていた俳優への夢を叶えるべく一大決心し、渡米したという安生。ハリウッドに近く映画のスタジオが立ち並び、関係者も多く住んでいるというサンフェルナンド・バレーは俳優を目指すにはうってつけの場所。ここに居を構える安生は「自然も多くて、(リコリス・ピザの)映画そのままののんびりした雰囲気です」とお気に入りの様子。短大の音楽学科や演劇クラスに通いながらウェイトレスのアルバイトをし、オーディションを受ける日々を過ごすが、なかなか芽が出ない毎日に心身ともに「辛くなることもあった」という。

そんな中、本作のオーディションに出会う。コロナ禍のためセルフテープオーディション(指定の演技をした映像資料を送り、合否が決まる形式)だったというが「メールに英語で該当シーンが添付されていて、それを自分なりに日本語に訳し、何度も撮って、(キャスティングディレクターに)送りました」という。

アメリカへ渡り10年、努力が実り見事合格し、初めて監督のポール・トーマス・アンダーソン(PTA)に会ったのは撮影当日だった。現場でPTAに「めぐみには、いろんなことをやってもらいたいんだ」と声をかけられことを振り返り、「この言葉が1番嬉しかった」と明かす。「私が出演するシーンはとっても短いのに、PTAはいろいろなパターンの演出を考えてくれていました。実際に半日かけて演じたんですが、最後にPTAから“アラナから目を離さないで演じて欲しい”といわれたので、ギロッと(睨むように)演じてみたら、なにかカチッとハマった感覚がありました」という。

『リコリス・ピザ』

完成した作品を見るまでどのパターンが使われるかわからなかったが、「長いシーンではなかったので、そのシーンが使われるかどうかも心配していました。でも初めて完成した映画を観たとき、しっかりと使ってくれていて安心したし、感激もしました」と振り返る。

自分の名前がエンドクレジットに映像付きで使用されていたことも「PTAからのプレゼントでした」と感激を隠し切れない様子。また、撮影現場では「僕の義母は日本人なんだよ」とPTAに言われ、驚いたという一幕も。安生の役名「キミコ」はPTAのパートナーであるマヤ・ルドルフの継母である日本人ジャズシンガーだった笠井紀美子からヒントを得ているらしく、『リコリス・ピザ』にもエキストラ出演しているそう。

日本滞在中に本作の公開を迎えた安生は、公開初日(7月1日)に劇場へ足を運んだそうで「日本で見るときは、日本語字幕がどんなふうについているのか、楽しみにしていました。キワどいシーンを字幕で読んで初めてちゃんと理解した部分もあったりして、PTAの挑戦を感じましたね」と鑑賞を楽しんだという。

「私ならできるはず!」と自らを信じ、決して夢を諦めずに俳優を目指し続けた結果『リコリス・ピザ』で華々しくハリウッド映画で銀幕デビューを果たした安生。PTAの作品はほぼ全て見ている安生が1番好きなのは「独特の愛の形が表現されていると思う」という『ファントム・スレッド』だという。

このイベントの直後にはロサンゼルスに戻りオーディションを受けるという安生は「日本の皆様にお届けできるような作品に出演できるよう、頑張りたい」と語る。その今後の活躍に注目だ。

『リコリス・ピザ』は大ヒット公開中。

安生めぐみ profile

昭和音楽大学短期大学部ミュージカル科の卒業公演で主役を務め特別賞を受賞。卒業後、アップスアカデミーにてアメリカの演技手法を学ぶと同時に、日本舞踊正派西川流に入門し師範名取となる。

時代劇の舞台やテレビの現場で経験を積み、2011年に本格渡米。映画の名門である南カリフォルニア大学などの短編作品に参加。学業を続ける傍らコミックオペラ『ペンザンスの海賊』にケイト役で出演。渡米10年目にして、ポール・トーマス・アンダーソン監督最新映画『リコリス・ピザ』の撮影に臨み、さらにNBCの人気ドラマ「グッドガールズ:崖っぷちの女たち」シーズン4にも出演。映画とテレビでの同年デビューを果たした。

作品情報

リコリス・ピザ
2022年7月1日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

監督・脚本・撮影:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディ
原題:Licorice Pizza
製作:アメリカ

配給:ビターズ・エンド、パルコ ユニバーサル映画

© 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト licorice-pizza.jp

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