伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」をハリウッド映画化した『ブレット・トレイン』(9月1日公開)の主演ブラッド・ピットとデヴィッド・リーチ監督の2ショットインタビュー映像が解禁された。「運命だった」と語る2人の出会いとは?

「ブラッドのスタントを世界各地で務めて、最高の役者のスタントはものすごく勉強になった」

『ブレット・トレイン』は伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」を、主演ブラッド・ピットをはじめとする豪華キャストと『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督がハリウッド映画化したミステリー・アクション超大作。「東京発・京都行」の超高速列車に乗り込んだ、世界で最も運の悪い殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)の人生最悪な120分間を描く。

今回解禁された映像は、本作で主演を務めたブラッド・ピットとデヴィッド・リーチ監督の2ショット・インタビュー。じつはデヴィッド・リーチ監督、以前には『ファイト・クラブ』(99)、『Mr. & Mrs. スミス』 (05) 、『トロイ』 (04) といった数々の作品でブラッド・ピットのスタントを務めていた人物だ。

まず、二人の関係性について質問を受けた彼らは「良い循環のような関係で…」とピットが言いかけると「運命だ」と素早くリーチ監督が回答。「そう、運命だ」とピットも同意し、「彼の仕事ぶりを遠くから見ていたんだけど、クールでエネルギッシュな独自のスタイルを確立した、それがとても印象的だった。でも今の関係性といえば、彼が監督だからね。僕は仕える立場、つまり彼がボスさ」と笑顔で答える。

スタントマンのキャリアを経て、監督になったリーチ監督。その経緯について、スタントマンとして出演した大作映画『ファイト・クラブ』で監督と俳優の見事なコラボレーションを目の当たりにしたことが大きかったこと、加えて「ブラッドのスタントを世界各地で務めて、最高の役者のスタントはものすごく勉強になった」と言う。「映画製作に携わる者として多くを学んだ。それで火が付いて彼(ピット)には短編を撮るんだと報告してた」と明かし、そんな彼に対してピットは「頑張れよって感じ。監督になりたいヤツが、また1人増えたと」と愛すべき茶々を入れる。

ピットが本作の脚本を手にしたのは「ロックダウンに入って、4~5カ月ぐらい過ぎた頃だった」と言う。「みんな気がめいってきて世界中がうつ状態のようだった。そして本作の脚本を読んだ。この友人とは、つながっていたからね。脚本を読んで、大声で笑ってしまったよ」と語り、「バッド・バニーのシーンまで読んでこう言った。“世界にはこれが必要だ”と。そこからは話がとんとん拍子に進んだね」と参加したきっかけを明かす。

そのほかにも、列車の車窓から見えるユニークな日本のイメージを実現するためにとった撮影手法や、登場人物たちそれぞれの「運命の旅として」表現するためにとったフラッシュバックについてなどの想いを語る、盛りだくさんのインタビュー映像となっている。

『ブレット・トレイン』は9月1日(木)全国の映画館で公開。

作品情報

ブレット・トレイン
2022年9月1日(木)全国の映画館で公開

原題: BULLET TRAIN

US公開日:8月5日予定
原作:伊坂幸太郎「マリアビートル」(角川文庫刊)
監督:デヴィッド・リーチ
脚本:ザック・オルケウィッツ
キャスト:ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・小路、真田広之、マイケル・シャノン、バッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)、サンドラ・ブロック

日本語吹替版声優:堀内賢雄(レディバグ)、山本舞香(プリンス)、津田健次郎(タンジェリン)、関智一(レモン)、木村昴(ウルフ)、井上和彦(エルダー)、阪口周平(キムラ)、立川三貴(ホワイト・デス)
上映時間:2時間6分
レーティング:R15+

公式サイト https://www.bullettrain-movie.jp

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